設備保全の仕事に就くとき、これからの自分にどんなキャリアが待っているかを把握できていると、将来設計やモチベーションアップつながります。
ここでは、設備保全業務のキャリアパスについて説明していきます。
実際に、現役で設備メンテナンスとして働く方の声も紹介するので、参考にしてください!
設備保全の主な業務内容は大きく分けて3つです。設備が正しく稼働できるよう、定期的な点検などを行う「予防保全」、現場で突発的に発生する設備トラブルを対応する「事後保全」、さらに、品位安定や効率向上を目的に行う「改良保全」です。
1年目は、まず現場の担当メンバーとして全体の業務を把握します。それぞれの知識が身についてきたら、工場の設備の状態を診断でき、協力業者を指導できるようになります。
担当メンバーとして1人で保全計画の立案ができるようになったら、新規事業計画に合わせて難易度の高い保全計画を立てて実行できるようになります。この頃になると、現場リーダーとして後輩を引っ張ることができるように。2~3年に一度ある定期修理や工場や設備で機械の運転を休む休転の際には、中心人物となって活躍できます。
適性に応じてスーパーバイザーとなり、部下の指導や広範囲を管理・監督する立場になります。グループの成果を最大化するために、他部門と協力や調整を行うマネジメント力も身につくでしょう。他部門の有無や部下の数は企業によって異なりますので、将来的にどのくらいの人を束ねられるようになりたいか、イメージしておくことも大切です。
役職者として成果を最大化するための業務ができるようになります。この頃になると、保全グループ全体の人員やテーマ、経費、教育管理が業務のメインとなり、現場に出る機会は少なくなるかもしれません。このような役職者へのキャリアアップを目指すのであれば、機械保全技能士などの資格を持っていると有利です。
昇格するにつれて、一現場を管理する立場からグループ全体の管理を行う役職へとキャリアアップする道があります。
ただし、設備保守の部署が独立していない場合、思ったようなマネジメント業務ができない可能性もあります。将来的にマネジメントにシフトしたいと考えているなら、設備保守業務の部署を持つ企業への転職も視野に入れるべきです。
キャリアプランとは、仕事や働き方における将来のビジョンを実現するために立てる行動計画のことを指します。具体的には、自分がイメージする将来像に向けて今習得しておくべきスキルや経験を洗い出し、逆算して自分で計画を立てることです。
一方、キャリアパスは、企業側が提示する職位や職務に就くための「道筋」です。就職して業務経験を積み、配置転換を経てから昇格に至るための道筋のイメージを企業側が明確にしたものを指します。
よって、キャリアパスは、その企業の中でのキャリアを実現するための指針です。キャリアパスは、これまで一般的に大企業が採用していた制度でしたが、近年では中小企業からも注目されており、取り入れる企業が増えてきています。
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企業がキャリアパスを示すことで、そこで働く従業員は、自分がどんな経験やスキルを身に付ければ良いか、それによってどんな職位や職務を目指せるのかを具体的に把握できるようになります。その結果、従業員ンはその企業での将来のイメージ像を描きやすくなり、日々のモチベーションや働くやりがいにつながります。
さらに、将来について安心感を持って働けるため、離職率を低下させる効果も。キャリアパス制度がうまくマッチすれば、従業員にと企業の双方にメリットがあります。
従業員の将来像を明確にできるキャリアパス制度ですが、その道筋にとらわれ過ぎてしまい、キャリアの選択肢や自由度を狭めてしまうおそれがあります。それ以外の道にも進めるかもしれない将来の可能性をうばってしまうことにもなりかねません。
また、一部の従業員のやりがいやモチベーションを高められる一方で、キャリアパスがマッチしない従業員に対しては逆効果になることも。転職や離職のきっかけになってしまうケースもあります。
いくら条件が合致していたとしても、自身が抱いているキャリアプランのイメージと実際の企業のキャリアパスにズレが生じている場合、ストレスや不満を抱えることになり、結局退職に至ってしまう可能性もあります。
採用試験を受ける前に企業が提示しているキャリアパスを確認し、自身に合った企業を選ぶことが大切です。
将来の可能性を狭めないよう、複数のキャリアパスを用意している企業もあります。キャリアパスを選べる企業なら就職後も柔軟に対応できる可能性もあるので、そちらもチェックしておくようにしましょう。
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引用元:グリーンテック採用サイト
(https://www.gt-recruit.com/job_introduction/maintenance)
引用元:エス・イー・シーエレベーター採用サイト
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